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ガイソー山口店

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モルタル、サイディングの傷んだ下地は補修してから塗装しましょう!

2023.07.13
みなこんにちは♪
ガイソー山口店の岡田です(⌒∇⌒)
梅雨明けが近そうですが曇りや雨の日が続いていますね(^▽^;)
雨の日にセミが鳴いているのでなんだか不思議な気分です(笑)

さて、今日はモルタル、サイディングの下地が傷んでいる場合には必ず必要になる下地補修について!
モルタル、サイディングの構造や特徴、なぜ補修の必要があるのかや、どのような補修を行うのかを詳しくご紹介します♪

モルタル・サイディングの外壁構造と特徴

モルタル
モルタルの外壁構造。モルタルはこうやってつくられます!
①外壁となる部分に「木摺り(きずり)」と呼ばれる木製の下地板を張り、その上から防水シートを張り付ける。
②防水シートの上から「ラス」と呼ばれる金網を張る。(ラス下地)
③ラス下地の上から職人がコテを使いモルタルを塗りつける。
④モルタルの上から仕上げ材を塗る。
仕上げ材の種類や工法によって、スプレーガンを使ったりコテで塗りつけたりと方法は様々。
⑤最後に仕上げ材の上から塗装して完成です。

ここで一つの疑問が。
モルタルの後に仕上げ材や塗装をするなら目に見える一番上の部分はモルタルの質感ではないの?
実はそうなんです!目に見えているのは仕上げ材の質感で、モルタルそのものは防水性が低いので、仕上げ材や塗装でコーティング(保護)してあげることで外壁としての性能を高めているんです!

モルタルの特徴
昔の住宅で多く使われていたモルタル。
セメントに比べると強度は劣りますが、柔軟性が高く、耐火性もあります。
ブロックやレンガの接着剤としてや、コンクリート表面の仕上げ材として、外壁だけでなく室内にも使え、様々な用途があります。
最近はお洒落で味があるからとモルタルを選ぶ方も多いですね。
ボードのようにつなぎ目がないので、綺麗で高級感のある仕上がりになります。
サイディング
サイディングの外壁構造。
①間柱(柱と柱の間に設けられる構造用合板を固定するための木材)がある。
②間柱の上に構造用合板を張り、その上に透湿防水シートを張り付ける。
③サイディングボード材を張る。

サイディングの特徴
現在の日本住宅で最も多い外壁材がこのサイディングです。
デザインが非常に豊富なことも人気の理由の1つでしょう。
そのデザインの豊富さから様々な特殊材料が使われていると思う方もいるかもしれませんが、実は窯業系サイディングの主な材料は『セメント』です。
原料の多くはセメントで、他はわずかな繊維質や増量材等で構成されています。
ほとんどセメントということはサイディングボード自体には防水機能がないということです!
その為、各メーカーの工場で製造される際に防水機能を持たせるために表面に塗料を吹き付けて出荷されます。
モルタルもサイディングもそれ自体が防水機能を持っていないので塗料でコーティングしているという点で同じであり、このコーティングが劣化で失われていくとチョーキングなどの症状が出てくるわけです。

モルタル・サイディングの注意すべき劣化症状

モルタル
モルタルは水を使ってセメントと砂を練り合わせ、乾燥させてつくられているためモルタル自体の収縮や構造木材の乾燥収縮などによって、表面に微細なクラックが発生しやすいです。
特に日がよく当たる建物の壁など面積の大きい面ではこうした乾燥収縮による亀裂を防ぐことは難しく、亀裂部分から雨水が侵入すると建物の構造にダメージを与えることに繋がるため危険です!
サイディング
サイディングはつなぎ目にシーリング材を使用している場合が多く、これは、外壁材同士がぶつかるのを防ぐクッションのような役割も担っています。
おおよそ10年も経つと劣化したシーリングがヒビ割れなどを起こしますので劣化が見られた場合にはメンテナンスの必要があります!

★劣化の目安やシーリングについて詳しく知りたい方は下記の記事をご参照下さい。
シーリングの劣化症状や症状の重さについて知りたい方はこちら♪

シーリングやシーリング材について詳しく知りたい方はこちら♪

モルタルのクラック補修方法

ヘアークラックの場合
ヘアークラックと呼ばれる小さなひび割れの場合(0.2mm~0.3mm以下の髪の毛のくらいの幅で浅いもの)、放置するとやがてヒビが大きくなってしまいますので下塗り材で補修をします!
下塗り材にはヘアークラックを充填することのできるものがあります。【フィーラー】と呼ばれるものです。
これを亀裂部分に刷り込み、充填し、隙間を埋めることで建物の耐久性を高めます。
構造クラックの場合
幅0.3mm以上、深さ5mm以上ある大きな亀裂は構造クラックと呼ばれます。
放置すると亀裂が地震などの衝撃で更に大きく、深くなり、外壁が崩れたり、最悪の場合建物の倒壊に繋がる可能性もあります!
ここまで大きなひびは下塗り材では埋められないので、VカットやUカット工法を使い、シーリング材でしっかりと穴を充填します。
これにより深くまで補修できるので建物の耐久性を高めることができます!

サイディングのシーリング打ち替え方法

施工前
施工前→シーリングが劣化し、隙間やヒビ割れといった劣化症状が見られます。

メンテナンス方法としてオススメなのは「増し打ち」ではなく「打ち替え」!
既存のシーリング材を撤去し新しくするため耐久性も保証されます(⌒∇⌒)
施工の流れは…
①既存のシーリング材を撤去する。
②目地の掃除をする。
③はみだし防止のための養生をする。
④プライマーを塗布する。
⑤シーリング材を充填する。
⑥ヘラで押える
⑦養生テープをとる
⑧打ち替え完了
施工後
施工後→打ち替えをし、綺麗になりました!

近年は高性能塗料の登場に従って、シーリング材の性能も高耐久にグレードアップしています!
塗料に合わせてシーリング材も高耐久・高耐候のものを選択すると安心ですよ(^▽^)
いかがでしたか?
補修の大切さ伝わったでしょうか。
もし、外壁塗装を業者に依頼し、お住まいの外壁にクラックが見られるのに補修の説明がなかった…という場合は積極的に担当者に確認しましょう!
その際明確な回答がなければ要注意です!不安な場合は他の信頼できそうな業者に相談をしましょう!

良い業者を探すのにまったく知識がない中で探すとなると相当に大変だと思います。
この記事が少しでも多くの方の役に立てれば幸いです。
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